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ヴィルトゥオーゾ 社内研修会(8月)テーマは、「学校備品の修理に関する考察」

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ヴィルトゥオーゾの8月の社内研修会は、琵琶湖の畔、彦根にあります滋賀県立大学オーケストラ部にお邪魔しました。
研修テーマは、「学校備品修理に関する考察」で、実際に実地での見積もりと修理を行います。モデルとして今回、滋賀県立大学を選ばせていただきました。
大学オーケストラの備品楽器の修理調整は、なかなか最良の対策が難しいのが現状です。それは、備品楽器には概して以下の問題が挙げられるからです。
・多くの人が扱い、傷みが早い。
・個人所有より、粗雑に扱われる傾向にある。
・温度湿度空調などの保管管理に制約があり、良い環境に置かれていない。
・備品として、限られた予算の中で購入されている楽器が多く、もともとのクオリティや、造作に問題点を抱えている。
・各校所有備品の数が多く、依頼が入るとどうしてもまとまった時間を割かなければならなくなる。
以上のようなことから、修理調整を必要とする場合も、予算が限られているため、どこまで修理をするかの線引きが難しいと言えます。完全に必要な修理を施せば、コストと時間がかかります。楽器の価値以上の修理はすべきではないので、最低限に、何が必要かを判断していかなければなりません。例えば、駒の高さ、ペグの調整をしなければ、演奏自体に困難が生じ、楽器として機能しなくなってしまい、学生の文化活動に支障が出てしまいます。さらに修理後、複数の部員が使用できる耐久性も、ある程度要求されるということも頭に入れておかなければいけません。
これらの問題点を理解しつつ、いかに効率よく修理を行えるかということが課題となっているのです。
それらの判断力を養い、制約の中でも満足していただける対応をできるようにということで、今回はこのような研修を行いました。
全員が一同に集合し実地修理を行うことで、ある程度の判断基準をつくることもできたのではないかと思います。

 

 

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